私は「酵素玄米(別名:寝かせ玄米、発酵玄米)」がどうしても食べたくて、念願の酵素玄米炊飯器を購入してからは毎日のように食べています。

ですが夫は豆の食感が苦手で「味はおいしいけど、豆感が気になる」と言い、できれば小豆を入れずに食べたいのだそう。
私は赤飯が好きなので酵素玄米も好きなのですが、「卵かけご飯」にしたり「オムライス」にしたり、そのまま食べるのではなくアレンジする際は豆感がちょっと気になってしまいます。
そこで私はいい事を考えましたので、同じ悩みがある方にも是非試していただきたくご紹介したいと思います。

豆のあの食感は全く無くしてあずきの風味がするだけの美味しい酵素玄米が作れます。
🍚 酵素玄米に小豆を入れる理由 〜抗酸化作用で健康効果アップ〜

まず酵素玄米を作る際に「小豆」は入れないといけないのか?と思い調べました。
「酵素玄米」に小豆(あずき)を入れる理由には、いくつかの栄養的・機能的な意味があるようです。
🔍 小豆の主な働き
小豆には次のような抗酸化成分が豊富に含まれています。
- アントシアニン:活性酸素を除去し、老化を防ぐ
- ポリフェノール:細胞の酸化を防ぎ、血管を守る
- サポニン・ビタミンE:脂質の酸化を抑えてコレステロール低下にも効果
これらが玄米の抗酸化成分(フェルラ酸・γ-オリザノールなど)と組み合わさることで、
酵素玄米全体の抗酸化力がアップします。
🌿 期待できる効果
- 酸化を防ぎ、保存性が高まる
- 老化防止・美肌・血流改善などの健康効果
- 熟成中に風味がまろやかになり、味がより深くなる
小豆を加えることで、酵素玄米は「栄養・抗酸化・おいしさ」の三拍子がそろった健康食になります。
…とのこと。
小豆を入れることで抗酸化作用が高まるというのは大きなメリットですよね。
小豆は「必須」ではないけれど、「入れたほうが美味しく・栄養的にも優れ・長持ちする」。ということなのだそうです。

できれば小豆を入れたいですよね。でも豆の食感が気になる…
小豆の食感を無くす方法

①小豆を粉砕して「あずきパウダー(あずき粉)」にする
小豆の食感を無くすためには、小豆を粉砕して「あずきパウダー」にすれはいいのでは?と思いました。
粉末なので、酵素玄米にしても豆のあの食感は全くありません。あずきの風味がするだけの美味しい酵素玄米が作れます。
ミルミキサーをお持ちの方は下記の方法で小豆パウダーが作れます。
①軽く焙煎する(お好みで):風味と保存性を高めるために、弱火で5〜10分ほど空煎りします。うっすら香ばしい香りが出たらOK。
※小豆は水分を含んでいることもあり、ミルで粉砕するとペースト状になってしまう場合があるので軽く焙煎することをお勧めします。
🔸 焙煎しすぎると栄養(特にポリフェノール)が減るので、「焦がさない程度」に。
②ミルで粉砕する:完全に冷めてから、ミルやコーヒーグラインダーで粉砕する。一気に回すより、10〜15秒ずつ断続的に回すと粒度が均一になります。

軽く炒ってからミルで粉砕するだけなので簡単です。
ちなみに私が愛用しているミルはこちらの「ニューよめっこさん」↓
が、ミルを持っていない場合はどうするの?って感じですよね。
②小豆パウダー「あずきーの」を使う

私は「小豆」が美容や健康にいいと聞いて「あずきーの」という小豆の粉末を食べ物や飲み物に混ぜて摂取しています。
これを小豆の代わりに酵素玄米を炊くときに入れるだけでいいのでとっても簡単です。
「あずきーの」とは?
国産の小豆をまるごと高温焙煎し、細かく粉末加工した全粒粉タイプの小豆パウダー(健康食品)です。
- 小豆をまるごと使用: 小豆の微量成分を破壊することなく、独自の「ホロニックス・テクノロジー」という特殊製法で処理されています。
- 栄養豊富: 小豆本来のタンパク質、食物繊維、ビタミンB群、カリウム、ポリフェノールなどの栄養素が効率よく摂取できます。
- 手軽に使える: きめ細かな粉末状でざらつきが少なく、滑らかな口当たりが特徴です。お湯や熱湯に溶かして即席おしるこやドリンクにしたり、料理・お菓子作りの材料として使用したりと、様々なアレンジが可能です。
- ほのかな甘みと香ばしさ: 高温焙煎により、小豆本来のほのかな甘みと香ばしさが引き出されています。
健康志向の食品として、むくみ解消や腸内環境改善などを目的として利用されることが多い製品です。
🫘小豆と小豆パウダーの違い
小豆の粉末なので、同じ量を入れると多すぎます。
小豆と同量ではなく、その1/3〜1/4程度が目安です。
| 比較項目 | 小豆(粒) | あずきーの(粉末) |
|---|---|---|
| 含水量 | 約10〜15%(炊くと膨張) | ほぼ0%(乾燥粉) |
| 炊飯時の吸水 | 多い | ほぼなし |
| 栄養濃度 | 通常 | 濃縮されている |
| 食感への影響 | 粒感・香ばしさ | 均一に混ざりやすい |
ただし、仕上がりの風味・食感・発酵具合は少し異なります。
💡小豆パウダーでの炊き方のコツ
- 粉末なので、玄米と塩と一緒に軽く混ぜてから水を加えるとムラになりにくいです。
- 水加減は通常の酵素玄米より やや少なめにすると、ベタつきを防げます。
- 熟成時も、香りが早くなじむので、2〜3日寝かせれば十分まろやかになります。
小豆パウダーでの酵素玄米(4合の場合)の炊き方

材料
- 玄米 4合 (624g程)
- 小豆パウダー 15g程(お好みで)
- 塩 小さじ1/2
おすすめの炊き方(なでしこ健康生活の炊飯器の場合)
- ボウルに玄米を入れて、泡だて器でゆっくり時間をかけてとぐ。(玄米が水を吸収しやすくなる)水を捨てる。
- 内釜に②と水、塩、小豆パウダーを入れてやさしくかき混ぜる。水は「発芽玄米」の目盛りよりほんの少しだけ多めに入れる。
- 蓋をしめて、発芽玄米コースを選択。「2・4・6H」からお好みの発芽時間を選び、スタート/確定を押す。(発芽時間の目安:夏場=4H/冬場=6H)
- できあがり!しゃもじでほぐして、召し上がれ。
一度試しに炊いてみて、小豆パウダーの量や水分量をお好みで調節してみてください。
小豆パウダーで炊くとどんな感じ?

これは3日ほど寝かせた酵素玄米(あずきーの使用)です。私は細寒天も一緒に入れて炊いています。
もちもちとしていて美味しいです。豆の食感が苦手な方に本当におすすめの酵素玄米の炊き方です。
丸いものは森修焼の「天才シェフ」です。炊き終わってから保温する際に炊飯器に入れています。備長炭と同等の遠赤外線効果で料理をおいしく仕上げてくれるそうなので(電磁波対策にもなるのだとか?)、なんとなく入れてみています。
まとめ
生の「小豆」を加えるのと、加工された「小豆パウダー(あずきーの)」ではもしかしたら効果は少し変わってしまうかもしれません。ですが入れないよりは入れたほうがいいと思うのでとってもおすすめです。
味も美味しいですし、豆のボソボソとした食感もないので豆嫌いの方にも是非試していただきたいです。
気楽に、美味しく楽しい酵素玄米生活をー!
